昭和9年(1934年)に高野山金剛峰寺(真言宗)で実施された「弘法大師一千百年御遠忌大法会」に際し製作された、大法会事務局公認の『弘法大師御影』です。
縦・約96.5cm 横・約37.8cm
紙製です。
軸に装丁する前提で製作されたもののようで、大師のお姿はかなり下方部に描かれています。
全体的にシミが発生しております(例として掲載している画像をご参照下さい)が、大師のお姿は健全で、戦前のお品であることを考えれば状態は比較的良い部類に入るかと思われます。
なお、最後に掲載した画像は既に売却済の同絵柄の別品に添付されていた本御影製作の経緯を記した紙片であり、本出品内容には含まれませんが、その来歴を証する意味で掲載しております。
また紙製の外箱は経年による朽ちや汚れ・虫食い・変形等、相応の劣化が生じていおります。